森林浴を楽しむために私がしていること。

趣味と、好きなもの。

私の実家はド田舎にありまして、子どもの頃から散歩がてら山歩きに行く機会が多かったんです。

山歩きと言っても登山のような本格的な装備を必要としたキツい山登りではなく、公園に行くとたまにみかけるハイキングコースを散策するだけという単純なものなんですが、それがすごく楽しくて今なお山歩きで森林浴をするのが趣味の一つになってます。

でも緑が多い場所に住んでいる人以外、森林浴できる機会ってそんなにないと思うんですよね。

そういう人たちでも、旅行やお出かけで気分転換に山へ行く機会がある時に今回の記事を読んでもらえれば、一つの例程度にはなると思うので、私なりの楽しみ方をお伝えできればと思います♪

私が思う森林浴の魅力

森林浴にはリフレッシュ効果があると言いますよね。

穏やかな自然の色味、木々の葉擦れの音、独特な土や草花のアロマなど、日常とは無縁の異空間のように開放感があるからだと思います。

でも私的にはそれだけではなくて、我々の世界に当たり前に鎮座している山々は太古の昔から信仰の対象として人々が崇めてきた神聖な存在でもあり、それだけでもの凄く偉大なパワーを感じる気がするんです。

日本最古の書物といわれる『古事記』には日本神話の成り立ちが記されていて、山の誕生に関する記述も登場します。

イザナキとイザナミのお二方は、風の神、名はシナツヒコを生み、つぎに木の神、名はククノチを生み、つぎに山の神、名はオホヤマツミを生み、つぎに野の神、名はカヤノヒメを生みたもうた。

口語訳古事記[完全版]訳・注釈 三浦祐之

山だけでなく、風や木、野にも神様の名前が付けられていて、昔の人々がどれだけ自然を大切にしていたのかがよく分かります。

私たちの祖先は山からたくさんの恵みを頂いて生きてきた。雨や雪解け水は川となり、たくさんの木々は家となり、山菜や木の実を採集して、ときに動物の命を頂いて、感謝を捧げて。

そしてそれは今の私たちにも共通すること。

人間のルーツは山にあると思えるくらい(海が正論だろうけど)、古来から人間との結びつきが強い場所だと思うんです。

山は神様と地球の最高傑作。

何万年も昔から生き続けている神秘のかたまりそのもの。

山全体が御神体でもあり、神秘のパワースポットでもあるんです!

奈良県の大神おおみわ神社や春日大社も山全体が御神体として祀られていることで有名。

大神神社には神聖な登拝とうはいという儀式があり、一般人も御神体の山を登ることができる。

そちらも別記事でまとめようと思う。

一般的な山歩きの楽しみ方

山歩きの一般的な楽しみ方といえば、四季の移り変わりを感じることだと思います。

春は山ならではの花を見つけたり、山菜などの採集。

夏は川や滝で涼んだり、昆虫探し。

秋は木の実探しや、紅葉狩り。

冬は雪景色や、バードウォッチング。(枯れ葉が落ちて鳥を観察しやすい!)

日本ならではの季節を慈しむ風流ある楽しみ方は万人共通ですよね♪

私なりの山歩きの楽しみ方

もちろん私も一般的な楽しみ方も楽しんでいますが、それにプラスして自分の精神にフォーカスを向けた楽しみ方で充実感を得ています。

①目的を決めてから行く

「今回の山歩きや森林浴で自分は何をしたいのか」を自分に問いかけてみる。

  • 気になる植物を写真に撮って後で調べる
  • 浄化されてリフレッシュしたい
  • 日常のことを忘れてひたすら自然とだけ向き合う
  • ゴールまで登りきって自信をつけたい

などなど!

でも、あえて無心で何も考えずに行ってみるのもなかなか楽しいんですよね。自分の考えがクリアになっていく感じがして。

フラっと行きたくなった時は何も考えていないことが多いけど、不思議なことにそういう日ほどインスピレーションがパッと降りてくる気がする。これも一つの瞑想のような状態になっているのかもしれないですね。

②山の一部になる

山に訪れると毎回思うのは、山そのものが一つの大きな生命体だということ。

来るもの拒まず、去る者追わず、ただそこで生きている。

日常とは無縁の異空間な山の中だからこそ、現実世界や固定概念に縛り付けられた自分の心を解きほぐせるチャンスでもある!

風の音、木々と植物の動きに合わせて、ときどき立ち止まって大きく深呼吸してみたり。

心地よい加減で深呼吸をしながら、手の先から足の先まで山の緑の香りをいっぱい循環させる。

視野が広がり、余分な力も抜け、心がフワッとほどけていくように感じられるのです。(私は)

③歴史やストーリーを想像する

私は物事の歴史に思いを馳せることが大好きなので、山に行くといろんな妄想をして楽しんでおります。

  • この山はいつの時代からここに存在するんだろう
  • この木がここまで成長するのにどれだけの年月がかかったんだろう
  • このシダは古生代からのDNAを受け継いでいるかもしれない!

などなど。

(歴史好きなら分かってくれると信じている)

なんだかとてつもなくロマンを感じるんですよね…!

シダが多い場所はジュラシック感も満載で楽しい

さいごに

今回ご紹介したのはあくまでも「私なりの楽しみ方」ですが、森林浴に限らず自分なりの楽しみ方を模索していく作業って意外と楽しいと思うんですよ。

山は四季によって見える景色がガラッと一変しますし、季節ごとで楽しみ方も変わるので本当に奥深い観光場所でもあり、心身の健康的にリフレッシュできる場所でもあります。

良いこと尽くめなので、ぜひともお出かけの選択肢に入れてもらいたいですね♪

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